ゲームからクリエイティブな用途まで何でもこなせる万能PC

タイトルにもある通り、何でもこなせる万能PCを目指して組みました。

今のところゲームでも、4kの動画編集であっても快適です。各パーツの選定理由は下記に詳しく説明します。

【CPU】：AMD Ryzen9 5900X

16コアあるRyzen9 5950Xも魅力的だったのですが、以前使っていたRyzen7 2700X（8コア16スレッド）でもDavinci Resolveにおいて4K24pの編集が快適だったことや、16コアあっても１ストリームエンコードでは全てのコアを使ってくれないようなので自分の用途では12コアあれば十分と判断しました。おそらく4K60pでも編集は可能だと思います。また、ゲームでも勿論十分な性能を発揮してくれています。予算が許せば5950Xでも良いのではないでしょうか。

【CPUクーラー】：Corsair iCUE H115i RGB PRO XT

以前までは忍者５を使っていたのですが、ゲーム中にGPUの熱を受けたり、排気が追い付いていないなどの理由でCPU温度が80℃後半まで上がっていたので簡易水冷に換装しました。この簡易水冷を選んだ理由は、色々なベンチマークレビューで使われていたことや某有名オーバークロッカーさんがおすすめしていたためです。結果、夏場でもCPU温度は70℃台を維持しており、10℃ほど下がったことになります。ケースを変えたことも影響しているかもしれませんが、冬場気温が20℃を下回っている場合は60℃後半で落ち着いています。色々なレビューサイトや動画を見てフロント吸気がCPUとGPU温度のバランスが取りやすいとわかったのでフロント吸気で配置しています。ケース内吸気も兼用なのでどれだけ温度が低くても1000回転を維持させています。ファンの回転音は聞こえますがイヤホンをしていれば全く聞こえませんし、スピーカーを使っていてもファンの音はほぼかき消されます。気になるようならファンの回転数を少し下げても問題ないと思います。

【マザーボード】：ASRock X570 Taichi

マザーボードの選定基準は３つあります。１つ目はx16スロットが３つあり（帯域的にはx8/x8/x4で問題無し）、x1スロットもGPUと被らない位置に１つあること。２つ目は電源回路がそれなりに強いこと。（Dr.MOSでかつ10フェーズ以上あれば十分）、３つ目は価格が4万円以下であることです。

これを満たすマザーボードが購入時点では３つありました。第１候補は価格が安く、2.5GbE LANも搭載している点でMEG X570 Unify。第２候補は少々予算オーバーだが2.5GbE LANが付いてきて見た目が好みという点でASRock X570 Phantom Gaming Ⅹ。第３候補は1GbE LANだが見た目が好みでギリギリ予算内という点でASRock X570 Taichiです。当初はX570 Unify１択だったのですが、第１、第２候補の在庫が無かったため泣く泣くX570 Taichiを購入しました。しかし、後々でASRock X570 TaichiとX570 Steel Legendは4K60pで5000時間のエンコードテストをパスしている堅牢性抜群なマザーということがわかり、これもあって両マザーは「つよぺこPC」をはじめとした、かなり配信による負荷がかかるであろうVtuber御用達PCに多く搭載されているという点でかなり魅力的に見えるようになりました。実際安定して動作しており、USB周りの不具合も今のところありません。

【メモリ】：G.Skill F4-3600C16D-32GTZRC

動画編集もするので最低でも32GBは欲しいことや、メモリクロックがinfinity-fabricと同期している（メモリクロックがCPUのパフォーマンスに大きめの影響を与える）という点でOCメモリが欲しいと思い調べてみると、G.SkillのTrident Zシリーズが多く使用されていることがわかり、価格と性能のバランスに優れたこの製品を選びました。

【ビデオカード（GPU）】：MSI GeForce RTX 3080 Ti SUPRIM X 12G

一目ぼれしました！笑

デザインが好みだったためこのビデオカードが良いなーと思い色々なレビューサイトを見たところ、RTX3090FEを凌駕することすらあるファクトリーOCが施されていることもあってか電源回路も申し分なく、2.9スロット占有と大きいだけあって空冷最強クラスの冷却性能を誇るという点を魅力に感じ、このビデオカードに決定しました。

【ストレージ】：SSD2TB（1TB+1TB）とHDD4TB

NVME SSDにOSとソフトを入れ、SATA SSDにゲームや頻繁に扱う動画データを入れています。HDDはその他の動画等データストレージです。SSDやHDDはもう少し増やしたいなと思っているところです。

【ケース】：Fractal Design Define 7 TG Clear Tint FD-C-DEF7A

以前は静穏性・機能性重視でDefine R5を使っていましたが、サイドパネルとトップにファンを付けて運用してみたところ期待していたほどの静穏性は感じられなかったので、今回は思い切って見た目と機能性とおまけ程度の静穏性重視でDefine7にしました。Compactという選択肢もありましたが、GPUが大きいことと、ストレージ等の拡張性が理由で通常のモデルにしました。カラーも少し冒険してブラック/ホワイトにしましたが、ケース内側のホワイトの部分が良いアクセントになっており、高い満足感が得られました。横から中が見られるっていいですね。

【電源】：Super Flower LEADEX PLATINUM SE 1000W-BK

RTX3080Tiを搭載するにあたり、より高い電力を供給できる電源が必要だろうということでSuper Flowerの1000W PLATINUM電源を選びました。こちらもレビューサイトを色々見て回ったところ、SeasonicかSuper Flowerが安定ということでこの電源を選びました。フルモジュラー型のフラットケーブルで配線もしやすく、安定して動作してくれています。